2015-08-05 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
これはかなり中国のことを分析しておりますけれども、それによりますと、発射する動きも何も、まず南シナ海、海南島なんですけれども、弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦SSBNは二〇一五年中に配備する可能性があると言っているだけで、ましてや運用開始は確認されていないんではないでしょうか。 大臣、事実関係だけ教えてください。
これはかなり中国のことを分析しておりますけれども、それによりますと、発射する動きも何も、まず南シナ海、海南島なんですけれども、弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦SSBNは二〇一五年中に配備する可能性があると言っているだけで、ましてや運用開始は確認されていないんではないでしょうか。 大臣、事実関係だけ教えてください。
○国務大臣(中谷元君) 中国の潜水艦の発射弾道ミサイルSLBMにつきましては、現在開発が進む射程約八千キロメートルと見られているJL2を搭載するためのジン級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦SSBNの配備が進んでいると見られておりまして、JL2が実用化に至れば、中国の戦略核戦力、これは大幅に向上するものと考えられます。
また同時にオホーツク海でありますけれども、潜水艦発射弾道ミサイル搭載の原子力潜水艦SSBNが展開しているのでありまして、これがオホーツク海にたくさんいるということでありまして、このオホーツク海はロシアにとっても軍事的に大変重要な位置でもあるわけであります。現在でも旧ソ連の太平洋艦隊には、SSBNを含み約六十五隻の原子力潜水艦が存在をしているということであります。
それからオホーツク海の戦略的重要性というのは、現在中心となっておりますデルタ型の原子力潜水艦SSBNがタイフーン型に大型化してまいりますと、射程距離の関係からいって何もオホーツク海に隠れている必要はなく日本海に隠れていればよいということで、また日本海の方が結氷もせず深度も深いわけでございまして、日本海に移動する可能性は大いにあるわけでございます。